レクイエム演奏会 [その他]
3月1日、友人からチケットを貰って
習志野文化ホール楽友合唱団の「レクイエム演奏会」 を聴きに行きました。
内容を知らずに気軽な気分で行ったのですが、東日本大震災に対しての鎮魂の演奏会でした。
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第一部の最初は、
岩手県大船渡ご出身の木下繁喜氏の公演。
大船渡では昔から『(大きな津波でも)線路の所までは水は来ない』と言われていて、その思いこみのせいで避難が遅れてしまった人がとても多かったと云うお話や、復興がまだまだ出来ていない現状など、辛いけれど考えさせられる内容でした。
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次に、金益研二氏のピアノ独奏。
「鎮魂曲」という、今回初披露のとても美しい曲を奏でてくれました。
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休憩をはさんで第2部が、メインの合唱。
モーツアルトの「レクイエム」です。
合唱団員さんの人数が多くて驚きました。パンフによれば、ソプラノ60名・アルト72名・テノール28名・バス24名ですって。すごいですね。
その大人数の合唱はさすがの迫力。静かな鎮魂の歌ではなく、強い祈りの歌声で素敵でした
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ちなみに4人で行ったのですが、私以外はそれぞれ自分でも合唱団に入っている人達で。
この演奏会が終わってからの感想が「ちょっと荒いね‥」 と(^^;
素人の私にはぜんっぜん分からなくて「え? 何が??」って感じだったのですが、
でも、歌い終わったばかりの参加者の方に話を伺ったら、全員での練習が数回しか出来ていなかったんですって。
合唱をやっている人には、それが分かっちゃうんですね。すごいなぁ。
あ、でも十分に満足のいく演奏会でしたよ♪
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演奏会とは関係ないのですが‥。
最初に講演をしてくれた木下繁喜さんの経歴をパンフで見たら、著書に「羅針盤の針は夢に向け~モスバーガーを創った男の物語」とありまして。
なぜモス?と思って調べてみたら、モスバーガーの創立者も大船渡のご出身だそうです。
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実は3年前の3月11日、私は船橋市民ホール近くのモスバーガーで少し遅めのランチを食べまして。
その時に、店員さんから
「明日が創立記念日なので、こちらをどうぞ♪」
と、お花の種を貰いました。
種が入った小袋には、可愛い双葉のイラストがあって『あぁ可愛いな~♪ 平和だな~♪』とほんわかした気分になった事を鮮明に覚えています。
モスを出てから銀行に行って、そこで順番待ちをしている時に地震に遭遇しました。
それ以来、私にとっては市民ホール近くのモスバーガーはちょっと特別な店になっています。
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ともあれ、この「羅針盤の針は夢に向け~」を読んでみたい‥と思った次第です。
(出版社を調べようと検索したら、なんとこの本の発行日が2011年3月12日でした。
木下氏は、せっかくの新刊発行日に喜ぶどころじゃなかったのね‥)
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じみりんさんのようにいつも気に留めていただいてるかたがいるんだなぁ。。と思うと嬉しいですね。
スゴイ迫力でしょうね。聴いてみたいなぁ♪
by JUN (2014-03-04 23:39)
JUNさん
はい、迫力ありました~。
震災の事は忘れられないです‥。
でも阪神淡路大震災や新潟の中越地震は、申しわけないけれどあまり親身に感じていなかったので、やはり自分の所が揺れたかどうかの差は大きいかも‥。
by じみりん (2014-03-06 03:17)