friends もののけ島のナキ [映画・舞台]
これは、お正月に観ました。
friends もののけ島のナキ
海の先にぽっこりと浮かぶ島を、村人達は「もののけ島」と呼び恐れていた。
そんな「もののけ島」に迷い込んだ人間の赤ん坊「コタケ」。
困ったモノノケの長老は、人間嫌いで暴れん坊の「ナキ」に、赤ん坊の面倒を見るように命令する。
嫌々ながらも面倒をみるうちに、どんどんコタケに情がわいてゆくナキ。だがモノノケと人間は一緒にはいられない。
「人間の村に行ってはいけない」という掟を破って、村にコタケを返しにいったナキだったが‥。
というお話
良かった!
笑ったし泣きました。
人形アニメかクレイアニメのような映像もキレイで良かったです。背景の家や家具は実際にミニチュアを作って撮影されたそうですね。‥そのミニチュアが欲しいわ(笑)
前半のコタケ&ナキの話は子供が楽しめて、後半のナキ&グンジョーの話は大人の方が楽しめると思います。
(逆に、後半はチビッコには意味が分からなくてグンジョーに怯えちゃうかも)
途中まで原作が「泣いた赤鬼」な事をすっかり忘れていて、後半でグンジョーが急に人間への不満や恨みごとを言いだした時に
「ああっ!! そういえば、泣いた赤鬼なんだったー!!」
と思い出してからは、もう涙が止まらなくなっちゃいました。
まだ『グンジョー大暴れ』な時だったので、もし隣の人に気づかれていたら、横のオバサンがどうして泣いているのか不思議だったんじゃないかしら(^_^;
(でも泣いたのは「原作を思い出したから」で、この映画だけで考えたら泣くほどの深みは感じなかったんだけどね‥)
ただ‥コタケは本当に可愛いんだけど、ナキがそれで人間好きになるというのは納得いかなかった。
だって、ナキが人間嫌いになったのは、子供の頃に目の前で母親が人間に殺されたからなんですよ。しかもその時、自分も矢を射かけられて顔に傷を負っている。
そこまでの深い理由があるのに、「人間の赤ちゃんが可愛いくて好きになったから」といって、大人の人間にも優しくなれる?
しかも子供の頃と同じように、問答無用で矢を射かけられたのに‥。
母親が殺されたエピソードは入れないほうが良かったと思います。単に、「子供の頃に人間達から追われて他のモノノケ達と共に小島に逃げた」というだけで、人間嫌いの理由は充分だったんじゃないかしら。
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で、ナキだけでなくグンジョーの母親が行方不明という設定も不必要だったのではないかと思います。
あれだと、「青鬼が友達のために、自分が悪役になって旅立ってゆく」という原作最大の感動シーンが、「母親探しに行きたい気持ちもあったから」島を出る決心をしたのかな?と思えて、薄まってしまう。
(そもそも、前半からグンジョーのキャラ設定が、「泣いた赤鬼」の青鬼ほど友情にあつい様には見えなかったしねぇ)
まぁ、このほうがグンジョーにとっては救いのある話になるから、それはそれでイイですけど。いつか、無事に母親と再開できると良いね!
PS.
コタケも激可愛いけれど、ゴーヤのゴーヤンも可愛いよん♪
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ミニチュアを作って・・・って作成が大変そう!
深キョンが声優の豆腐のオバケの顔に似てるような気がします^^
映画で泣いた後、パッと照明が点く瞬間が嫌だ。。
足元がわかるくらいでいいわ♪
by JUN (2012-01-09 18:13)
私も「泣いた赤鬼」は大好きな物語の一つです。
大人になってからでも泣ける。
人は見かけだけで判断しちゃいけないよね~とか
本当の友情ってこういうことなのね~とか
つくづく考えさせられます。
是非見に行きたいな~^^
by ちづこ (2012-01-09 23:11)
JUNさん
あ、確かにコタケちゃんと豆腐小僧って似ているかも!
映画で泣いてしまった時って、エンドロールの間になんとか顔を戻そうと慌てますよね。で、うまく出来なかった時はトイレにダッシュ(笑)
ちづこさん
「泣いた赤鬼」は大人でも泣けますよね~。
あの短い話を、よく映画にしたな‥と感心しました。コタケや他のモノノケ達かわいいし♪ でも、ちょっと余計な設定入れちゃったかな~とも(^^;
by じみりん (2012-01-11 00:18)