私だけのハッピー・エンディング [映画・舞台]
これも、内容をまったく知らずに観た映画。
私だけのハッピー・エンディング
広告代理店に勤め、たくさんの仲間と複数のSEXフレンドを持ち、独身生活を満喫している30歳のマーリー。
だが、腰にひどい痛みを感じる事が増えてきて検診に行くと、「がん」宣告を受けてしまう。
検査中、麻酔で眠る彼女の夢の中に現れた神様に、
「死ぬ前に、3つの願いを叶えてあげよう」
と言われ、単なる夢だと冗談半分に彼女が願ったものは・・・。
というお話。
周りの友人や親の反応は、とてもリアル。主人公の身に起こる事は、ちょっとファンタジー。
という少しアンバランスな話でしたが、面白かったです。
これは12月に観た映画で、1か月の間に「50/50」とこちらと2度もガンの映画を観る事になりましたが、今回は独身女性が主人公という事で、より身近で泣けました。
ただ、最初は主人公マーリーに親しみが持てなくて、この映画ダメかも‥と思っちゃった(^_^;
なにせ、真面目な交際を望むセックスフレンドに「私が呼んだ時にだけ来てくれれば良い。そうでないなら別れる」と言い放つような女性で‥。
でも両親との会話で(ハッキリとは描かれていないのだけれど)、どうも子供の頃に父親が愛人でもつくって妻と娘を置いて出て行ったか何かで、根本的に男性不信だったらしい事が分かってゆき、超カタブツな医者のジュリアンとの出会いでマーリーが変わっていくのを見て、だんだん彼女を好きになり物語に引きこまれました。
で、友人が良かった!
病気になったマーリーを元気づける為に一緒に遊びに行ったりバカしてくれる友人と、逆に「私はとても笑顔で接する事が出来ないから‥」と距離をおくようになってしまった友人。どちらの気持ちも分かる。
マーリーが治療の辛さや死の恐怖でイライラして八つ当たりしてしまった後、会ってくれなくなった友人の気持ちも。(その友人は妊娠中で、自分も不安定な時だった)
マーリーが最後にこの友人に謝りたくて家に行って、でも玄関を開けてもらえなかった所で、外で泣くマーリーと、そして家の中で泣き崩れている友人の姿に、私も泣いてしまいました。
神様がウーピー・ゴールドバーグだったのも良かったな~。なんだか天国がハッピーな場所に感じられるよね♪
ところで、会社の共済保険で治療の為にあんな大金がもらえるものなの? よほど掛け金が高いのかなぁ。一流の広告会社だったみたいだし。
↑
下世話でスマン。でも「治療用に10万ドル支給」というのに驚いたので。
あ、米国は保険制度がなくてガン治療の費用が全額個人負担になるから、1千万円くらい貰えないと困るのか。日本の「高額療養費制度」みたいなのはあるのかしらねぇ(映画と関係ない話ですが)
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だいぶ前に観たスウィート・ノベンバーを思い出しました。
こっちは最後もやもやしたから
私だけのハッピー・エンディングのほうがスッキリするかも??
10万ドル!?スゴイね
by JUN (2012-01-09 17:57)
私はどちらかというと恋愛ものは苦手ですが^^;
この作品はなんとなく見てみたいかも。
米国は健康保険制度がない分、共済保険はしっかり掛けてるらしいですよ。
by ちづこ (2012-01-09 23:25)
JUNさん
「スウィート・ノベンバー」観ていないのですが、モヤモヤする感じなんですか? 一度は(キャスト目当てで‥笑)観てみたいわ。
10万ドルって大金ですよね。夢の中で神様に望みをきかれて「お金!10万ドルくらい」と冗談で答えたら、治療費として支給された金額がピッタリで「あれは夢じゃかった。自分は死ぬんだ」と自覚する重要アイテムなんですが、金額にビックリしちゃって。
ちづこさん
あら、恋愛物は苦手でしたか。ティーン向けも大人向けもイマイチですか?
この映画では私も恋愛部分はちょっとご都合主義に見えちゃったんですが、友達とのやりとりが良かったです♪
米国はやはり共済保険がしっかりしているんですね。そうでないと病気になっても治療できませんよね。(まぁ掛け金も高そうですけど‥)
by じみりん (2012-01-10 23:58)