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源氏物語 千年の謎 [映画・舞台]

 源氏物語 千年の謎 

平安時代。
娘の彰子が帝の子を産むことを熱望する藤原道長は、帝を彰子の元に
通わせるため、彰子に仕えていた紫式部に『誰もが夢中になるような恋愛の物語』を書くよう命じる。
そして式部は、美しい光源氏と彼を取り巻く宮中の女性たちの物語を紡ぎはじめた。
やがて、作中で光源氏を愛するあまり生き霊となってしまった六条御息所の心が、道長への思いを秘めた式部自身の心と重なり、現実と物語の境界が曖昧になってゆく‥

というお話。
 
映像はとてもキレイで良かったです。
衣装とか屋敷とか、見ているだけでウキウキしてくる♪
キャストも、ほぼイメージに合っていました。
(六条御息所はもっと年上の女性にやってほしかった。迫真の演技だったので、文句を言ったら失礼だけど。でも、どうしても「年上の才女から指南を受ける」って感じには見えないんだもの。
田中麗奈って、童顔で可愛い系だから~[あせあせ(飛び散る汗)])

ただ、話はちょっと期待はずれでした。
2時間以上の映画だけれど、「現実」部分と、劇中劇のような「源氏物語」部分
の両方を見せようとして、結果的にどちらも中途半端になってしまった気がします。
 
式部が「源氏物語」を書いたのが、自分の仕える姫のところに帝を通わせるためだった。というのは、アラビアンナイトみたいで(話の続きは、また明日ね。って)面白いのに。
いっそ物語部分は大幅カットして、式部を主役にして話を作った方が良かったんじゃないかしら。
いくら女性(恋人)の人数を絞ったとはいえ
「光源氏」をやるには時間が短かすぎたと思うわ。

  
   以下ネタバレあり。


 


現実部分は、東山も中谷美紀もすごく良かったんだけど。
でもCMで安倍清明な窪塚くんが
「式部の筆を止めるのです!」
と緊迫した口調で言っていたり、『現実』と『物語』が交わると宣伝していたりしたので、もっとミステリー調な何かが起こるのかと思っていたんです。
それなのに、自分が六条のようになってしまう事を恐れた式部が、道長のそばを離れて里に帰る事に決めました。オシマイ。って、それは無いんじゃない?
 
最後の、式部と道長のやりとりは良かったし、後味は悪くないんだけど‥。
CMを見て「何かある」と思っていた人は拍子抜けでガッカリだと思うなぁ。←まさか私だけじゃないよね??


あと、これだけはどーしても言いたい。

  藤壺の方から誘っちゃダメ!!!
 
そこは思わず心の中でブーイングしちゃったわ(^_^;

   


2011-12-23 05:43  nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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