猿の惑星:創世記(ジェネシス) [映画・舞台]
8月以降に見て書き損ねていた映画の日記は、前回ので終りです。‥たいした本数観ていないくせに、すぐ溜めこんじゃってダメだなぁ
で、先週の水曜レディスデーは
猿の惑星:創世記(ジェネシス) を観てきました。
ウィルは、アルツハイマー薬の研究者。研究所では、チンパンジーに新薬を投与しデータを取っていた。
目覚ましい知能の伸びを見せたメスのチンパンジーがいたのだが、スポンサー達にその能力を見せるため連れだそうとすると、彼女は激しく暴れだし、射殺されてしまう。実はスタッフの気づかぬうちに出産していて、赤ん坊と引き離されると思って暴れ出したのだった。
チンパンジーに同情したスタッフから赤ちゃんチンパンジーを押しつけられたウィルは、彼をシーザーと名付け自宅で育てはじめるが、シーザーには母猿を超える高い知能の発達がみられた。
ある日、ウィルの父親が隣人に怒鳴りつけられているのを見たシーザーは、彼を守ろうとして隣人を傷つけ、霊長類保護施設に入れられてしまう。
施設で管理人に虐待を受けたシーザーは、次第に「人間」に絶望してゆく‥。
.
というお話。
猿の惑星とは別物ですが、これはこれで面白かったです^^
設定的に「猿の惑星」には繋がらないと思うので、きっと新しい猿の惑星シリーズの創世記‥って事なんじゃないかと。
.
猿のCGは本当にスゴイ。
ただ本物の猿ではない違和感が結構あったので(人間の役者さんの表情を使っているので)、そこに嫌悪感がでてしまう人もいるかも。
保護施設に入れられたシーザーが、壁に指で窓の絵を書いて「家」を懐かしむシーンや、面会に来たウィルが自分を連れて帰ってくれない事にショックを受けてその窓の絵をグチャグチャにかき消すシーンにグッときました。
【以下ネタバレあり】
シーザーには人間を殺すとか大々的に闘うつもりなんてなくて、ただ、虐待されたり実験動物に使われている仲間たちを開放して自分の知っている「楽園」に連れて行こうとしただけ‥というのが、泣けました。
ウィルに連れて行ってもらって、好きなだけ木登りをして遊んだ広い国定公園が、彼にとっては聖地であり、何よりも楽しい思い出だったんだろうなぁ‥と、猿と人間の大乱闘シーンを見ながら妙にしんみりと考えてしまいました。
ただ、結果的にあれだけの人が死んだ以上、彼らがそのまま放置されるとは思えないんだけど。
.
たぶん、この映画はエピソード1というより、エピソード0ですよね。
母猿よりもシーザーの方が頭が良かったように、シーザーが薬を与えた仲間たちではなく、その子供たちor孫たちが人間と猿の支配逆転の立役者になってゆくのだろうと思ったのですが、あの猿たちがこの後、公園で平和に生活し続けるなんて出来るのかな?
いくら国定公園でも、海の中に孤立している土地なら山狩りされちゃうよね。あの公園、実は大陸の山に繋がっているの? それとも佐渡島みたいに大きな島なのかしら?
.
人間に広まるウイルスも、あれじゃ猿に支配される前に人類滅亡しちゃいますよね。
あの薬を吸いこんだ人の中にも死なずにすんだ人がいて、でも助かったかわりに思考力が低下してしまう(急激なアルツハイマーの)症状が‥って話でも出ていればな~。
隣人以外にも研究所の職員たちが感染したと思うので、最後にあの脳シナプス風の航空路表示だけでなく、そんな後日談シーンが少し入っていたらもっと納得できたんですけど‥。
あ、「No!!」にはゾクっとしました。あれだけでも観に行って良かったと思った。うん。
共通テーマ:映画
予告で「あ、ドラコがでてる!」と思いました^^
人間対猿の戦争と勘違いしてしまいますよね。。
予告CMだけじゃ全く分からないです~(><
by JUN (2011-10-17 12:36)
色んな意味で考えさせられる映画かも知れないですね~。
この映画も観に行きたいな~^^
by ちづこ (2011-10-17 18:50)
JUnさん
ドラコの役者さん、すっかり意地悪キャラが定着しちゃったみたいですね。これがまた上手いんだ(笑)
そう、あのCMだと、猿との戦争状態に見えますよね。すごくカッコイイCMだとは思うんですが‥(^_^;
ちづこさん
主人公のウィルが(研究者なんだから頭は良いんでしょうけれど)バカすぎたので、映画の印象が薄っぺらに感じる人も結構いるかもしれません。
でも、おっしゃる通り色々と考えさせられる映画だと思います。
by じみりん (2011-10-19 02:44)