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ワールド・トレード・センター [映画・舞台]

ワールド・トレード・センター を観てきました。

最近、ララポで観たい作品をちっとも上映してくれなかったので、1ヵ月半ぶりの映画です。

 

例の9.11の時、救助のために貿易センタービルに入った警察官の、実話を元にした映画。

主役の二人が生き埋めになってしまい、身動きのとれない状態でお互いに声をかけて励ましあう‥というのが主軸。
(二人とも内臓をやられているので、『眠って体温が下がるとそのまま死んでしまう』のを自覚している)

 

- 以下、ネタばれ注意 -

 

  

実話を元にして彼らの視点で撮られているため、生き埋めになる辺りの状況や、時間の経過が多少分かりづらい感じはありました。

なにしろ、彼らは情報がほとんど無い状態で出動しているのです。

例えばビルの中に入った後、まずは酸素ボンベを取りに地下に行くのですが、隊員の一人が
「タワー2にも飛行機が衝突したらしい」
と言っても、班長が
「飛行機は1機だ。タワー1に衝突した」
と、まったく取り合わない。
そうだよな~。飛行機が2機もビルに突っ込んでくるなんて、考えられないよな‥。

で、
  突然、
大音響と共に吹き飛ばされて、画面が真っ暗に。
次には、もう警官隊は瓦礫に埋もれている。
観ている私たちは『あぁ、ビルが倒壊した時か‥』と思うものの、映画の中の彼らは、何が起こったのかまったく判らないまま動けなくなっているわけです。


倒壊するビルの様子や高層階から飛び散るガラス‥なんてショッキングな映像が続いたとしたら、何も考えるヒマがないのでしょうけれど、この映画はそういうものではありません。
淡々とした静かな映画なので、観ながらあの日の事を思い出して色々と考えてしまいました。

明け方までずっとTVでニュースを見続けていた事とか。
そのニュースの途中で、ビルがいきなり砂の城のように崩れてしまった時のショックとか。
たぶん観客みんなが、あの日を思い出していた事でしょう。

ヒメノとジョンがそれぞれ死を予感しながらも、家族と、そして相手のために生きる努力を続ける姿には、じんわりと涙が出てきました。
そして、二次災害の危険の中、彼らを救出するために瓦礫の中に潜って行く救助隊にも心からの賛辞を‥。


とりあえず、大画面で見る必要はないかもですが、家でDVDで観る人も部屋は暗くして観てください。

 

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まさか、この映画みた12時間後に
『米国NYで高層ビルに航空機が衝突 』
なんてニュースを見るとは思ってもみなかったよ‥。


2006-10-12 10:12  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(1) 
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