あらしの夜に [映画・舞台]
ブログ書きをサボっていたので、ちょっと話題が古いです。
先週末、冬休み最後に姪っ子にせがまれて 『あらしの夜に』 を観に行きました。原作の絵本は読んだ事がありません。
いや~、ウワサにはきいていたんだけど、確かに大人が観るとちょっと気恥ずかしいっス (#^.^#)
友達に面と向かって「大好き」とか「ずっと一緒にいようね」なんて、平気で言えたのは小学校1年生くらいまででしょうか?
<ストーリー>
ある嵐の夜、雨宿りのために入った小屋の中、真っ暗でお互いの姿がまったく見えないままで、おしゃべりをし友達になるメイとガブ。
明日一緒にランチを食べようと約束をし、お互いに顔を知らないから‥と、合言葉を決めます。合言葉は『あらしの夜に』
翌日、合言葉と共にバッと顔を合わせた二人はビックリ。メイはヤギ、ガブはオオカミだったのです。
(↓はネタバレ含みます。原作知らない人は注意してね)
「おばあちゃんから、友達は信じなさいって言われてます♪」
「オイラも母ちゃんから友達は大事にしろって言われた(^^)」
と、種族を超えて友情を大切にする二人。
でも、それがお互いの仲間バレてしまい‥。
メイは仲間達に、絶対に騙されているんだ!もう会うな!と怒られた後、
「逆にこっちが利用してやれ。もう一度会って、オオカミ達の狩りの場所や時間を聞き出してくるんだ」
と言われてしまい、ガブもオオカミのボスから
「裏切り者として処刑されたくなければ、もう一度だけあのヤギに会って、ヤギ達が普段どこにいるのか聞き出してこい!」
と言われます。
川辺で会った二人は、どうしても相手を裏切れず、仲間を捨てて逃避行に。
まだ誰も越えた事がないという大きな山を超えれば、きっと緑の森がある。そこなら、オオカミとヤギがずっと一緒に暮らしていける‥。 そう信じて山超えをする二人。
そして執拗に追いかけてくるオオカミ達。ボスは、昔ヤギ(メイの母)に必死の反撃をされて片耳・片目を失っているので、ヤギと仲良くする裏切り者が絶対に許せなかったのです。
と、まぁこんなお話。
ちょっと予想外だったのが、嵐の夜の二人のやりとりが思ったより少なかった事。
肉食と草食の違いを超えるくらいの友情なんだから、もっと色々な話をしたのかと思っていたんですよ。
でもね~、考えたら擬人化してるわけじゃないからさ。趣味が合うとかゲームが得意とか、そんな話するはずないんだよね。
自然の中で生きている動物達は、食べ物の話や親(祖母)の話くらいしか話題なんて無いんだ‥と、目からウロコの思いでした。
楽天家でノーテンキに友達を信じるメイよりも、絶対にガブの方が苦労してるよな~。
だってお腹空いてる時に、目の前で美味しそうなお尻をフリフリされたり、横で昼寝されたりしたらツライよね?
メイに気を使って夜中にコッソリ狩りに出て戻ってきたガブに向かって、メイが 『今日は誰を殺してきたんです?』 なんてイヤミを言った時には、も~、そんなバカヤギ置いていっちゃえよ!と思ったりして(爆
でも、群れを飛び出した事に関しては、メイの方がツライと思うの。
オオカミの群れの中で、軽くイジメられっこだった弱虫のガブと比べて、メイは仲間にとても大切にされていたから。ヤギの中にも仲良しの友達がいたし。
だから逃避行の間に1つでも『仲間が自分を心配してるだろうな~ごめんなさい』って感じのシーンがあったら、ガブばっかりが可哀想には見えなくてすんだと思うんだけどなぁ。
あと、主人公が二人とも素人声優さんなんで心配していたんですが、二人とも驚くほど上手かったです。私が知らないだけで、今までにも吹き替えの仕事してるの?
ただ‥中村獅童さんはピッタリだけど、成宮寛貴くんは声質がちょっとメイに合っていないような‥。もうちょっと高くて可愛い系の声が良かったな~。
私は予告編を見るたびにウルウルしていたんだけど、実際に映画を見ても泣きませんでした。
でも姪は泣いていたし、彼女曰く「横に座ってた子も泣いてた!」だそうです。‥やはり純真な気持ちを無くした大人は感動が少ない? ^_^;
けど姪ってば、感動して泣いたと言うわりに、帰りの車の中で
「でもさぁ、あの二人ちょっと変じゃない? ハードゲイじゃないかなぁ??」
って‥オイ!
「いや、ハードゲイでは無いと思うよ」
と返事しておきました (苦笑
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